こんにちは!
コロナ禍が明けてから(明けたから?)、ありがたいことに講演のご依頼をたくさんいただいております。
現在20連チャン中の、6講演が終了。
ホントに熱心に聴いてくださる方ばかりで、感謝!感謝!感謝!!
今日の講演終了後、ある方が声をかけてくださいました。
「前にやられていたアレ、今日はやらなかったんですね!」
以前、講演を聴いてくださった方で、今日2回目だったようです。
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このタイトル(テーマ)では過去に400回ほど講演させていただきましたが、実はまったく同じ内容でお届けしたことは今まで1回もないはずです。
要するに、毎回内容(アプローチ)が違います。
その理由は「受講者の方(対象)が違うから」です。
どういうことかというと・・・?
人は、興味のあることや関心、立場や悩みなど様々です。
ですから、今日その場にお越しの方(受講者)の状況によって、内容(アプローチ)は変わって当然なのです。
もし受講者が全く同じだとしても、その時の状況や雰囲気は、その日その時によっても変わりますね。
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私はその状況を把握するために、2つのことに注力しています。
1つ目は「事前把握」
事前にいかに情報をインプットしておくか?を大事にしています。
例えば、ご依頼の団体のホームページを隅々までチェックしたり、担当の方と打ち合わせをしたり…。
もし、ご依頼の団体が「企業(会社)」あれば
・事業の内容や、あらゆる活動
・決算報告(業績)の過去3年〜5年分
・前回の同じ講演の「講師」が誰だったか?
・その「講師」の講演内容
・社長の名前や経歴
・関連企業(所属団体)
・社員数
など、こういったことは全てチェックします。
(もちろん分かる範囲で…ですが)
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またご依頼の団体が「学校」であれば
・全校生徒数(学級数・男女比率)
・ホームページにアップされている学校通信(過去5年分ぐらい)
・行事予定
・部活動の種類
・部活動の戦績
・校長の名前や経歴
・進学実績
・学校評価
・ホームページに記載の記事
など
こういう情報収集をしてから、講演資料(レジュメ)を作成します。
またパワーポイント(投影データ)は、興味関心を引くような画像を使ったり、文字の字体や配色なども、すベてその1回の講演用に、毎回変えてます。
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あとは「講演会場」の情報もチェックします。
・会場の写真や雰囲気(ホームページやSNSにて)
・座席図
・スクリーンの大きさ
・スクリーンは4:3か16:9か?
・座席数に対する受講者の割合
・舞台があるか?
など。
ですから、講演当日に会場に着いてから、よく「会場の雰囲気を見られますか?」と聞かれることがあるのですが、基本的には必要ありません。
(事前に情報が得られない場合は、早めに行ってチェックすることもあります)
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そして2つ目は「その場把握」
事前に色々情報収取をしても、実際はまったく違うことを望まれていたり、雰囲気や状況が違っていることが多々あります。
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そのためには「その場」でいかに感覚を研ぎ澄まして、受講者の「反応」や「表情」によって状況を把握できるか?が大事になってきます。
それをするために、私はいつも講演開始5分間で…
・拍手は3回パンパンパン
・ちょっと変わった自己紹介
・コーディネーショントレーニング
の3つを行なってチェックしています。
・どんなことに興味があるのか?
・隣に座っている方との関係性
・ノリの良さ
・講演への興味関心
・体調(疲れ具合)
・知識レベル
など、ほぼこの開始5分間で把握します。
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この「把握」で、これからどういう構成(展開)で、どういう具体例を使ってお伝えするか?を瞬時に決めます。
それによってワークを多めに入れたり、解説を長くしたり、色々変えたりもします。
また話すスピードやテンポ、抑揚(口調)などもその場にマッチするように修正します。
ですから、パワーポイント(投影データ)は、事前に100ページ分ぐらい作成をしていて、その中から実際は10〜15ページだけを抜き出してお伝えしているのが実情です。
ただし「テーマ(タイトル)」は同じですから、当然ですが「結論」や「お伝えしたいポイント」は変わりません。
そこへ行き着くための「アプローチ」や「具体例」を変えているということです。
何より、これまでの経験の蓄積が、活かされているのかもしれません。
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ただ、それでも今まで「全員の方に満足していただけた」「理解していただけた」ことは一度もないと自覚しています。
どうすれば、受講者全員が「満足していただけるか?」「来てよかったと思ってもらえるか?」自問自答の日々です。
よくアンケートでご意見をいただいたり、終わってから受講者の方に色々お伺いしても、基本は余程のことがない限り「良かったです!」「最高でした!」としか言われないのが講師です。
とてもとても有難いお言葉なのですが、それを鵜呑みにしてはダメなのです!
私はそこが、講師として「一流」になれるかどうか?の分岐点だと思っています。
「良かった」と言ってもらえたと、自己満足しているようでは「一流」にはなれません。
(この考えは、プロの一流アスリートから学びました)
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ただ正直なところ、自分としても「どんな展開になるのか?」が予測できない状態で講演を行うため、実は「ワクワク」していたりもします。
そのためにも、どんな展開になっても対応できるように、事前準備(把握)をしっかりしておきたいと思っています。
明日は東京!
そしてそのまま飛行機で広島へ!
明後日の午前中に広島で講演後、午後はオンラインで3時間講演。
来週も兵庫、福岡、愛知、千葉、東京と続きます。
何かのご縁で繋がった受講者の方に、少なくとも「来て良かった!」と感じていただけるよう、一流を目指して頑張りたいと思います。
明るく元気に楽しく笑顔で!!
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