こんにちは!
選択を誤らないために第二弾!
前回の続き、早速いきましょう!!
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・選択を誤らないために
では「開運の壺」を買ってしまう事例として、どのように考えてしまったのか?を見ていきましょう。
まず提示されている選択肢は「① 壺を買えば不幸にならない」「② 壺を買わなければ不幸になる」という2つです。
下の図のように、これら極端な2つの選択肢を突きつけられることによって、人は「自分には限られた選択肢しかない!」と勘違いしてしまうのです。
これは「二分法の誤謬」という認知バイアスであるということは前回お伝えしました。
相手が極限の状況に追い込まれている時に用いられることが多く、相手の弱みに付け込み、正常な判断を行いにくくさせるのです。
ではどうすればこの極限の状況でも「二分法の誤謬」に惑わされないようにできるのでしょうか??
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・二分法の誤謬に惑わされないために
ここでもう一度、先ほどの選択肢の数について考えてみましょう。
「① 壺を買えば、不幸にならない(つまり幸せになれる)」
「② 壺を買わなければ、不幸になる」
では本当に、この2つの組み合わせしかないのでしょうか??
実は、これ以外にも…
「③ 壺を買っても不幸になる」
「④ 壺を買わなくても不幸にならない」
という2つの選択肢がありますね。
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例えば「転職をしたい」と言い出した若手社員がいたとしましょう。
理由を聞けば「給料が上がるから」。
そこへ上司が「転職しても給料は変わらない(上がらない)」と説得をしています。
ここでも「①転職をすれば給料が上がる」「②転職をしても給料が上がらない」という「二分法の誤謬」が働いています。
しかし実際はこれ以外にも…
「③ 転職をしなくても給料が上がる」
「④ 転職をしなければ給料は上がらない」
というさらに2つの選択肢があるのです。
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この若手社員は「「④ 転職をしなければ給料は上がらない」という判断から、その真逆の「① 転職をすれば給料が上がる」という結論に至ったわけです。
ですから上司としては「②転職をしても給料が上がらない」という反論以外に、「③ 転職をしなくても給料が上がる」ということをきちんと説明しなければならないというわけです。(実際は、転職の理由が給料以外にも複数ある可能性がありますが)
もちろん「壺を買うのか?」「転職するのか?」など、最終的にどの選択肢を選ぶかは本人の自由なのですが、すべての選択肢の存在を知った上で選択を行うのと、限られた選択肢の中から逼迫した状況で選択を行うのとでは、例え結果が同じだとしてもその意味が変わります。
自分の選択に後悔をしないためにも、きちんと状況を整理していきたいものです。
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選択を誤らないために…
次回はスポーツや子育ての事例をもとに、そのコツをさらに具体的に解説していきます。
明るく元気に楽しく笑顔で!!
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