「感情」をコントロールするために…
では一体どうアプローチすれば良いかというと??
私が前回ご紹介した「感情」がコントロールできなかった子へのアプローチ。
まずは、幼少期に本来周りの大人がすべきことを、もう一度やったのです。
具体的にどういうことをやったかというと??
・「よ~し、よ~し、よしよし」と言いながら、背中をさすってやる。
・そして落ち着いたら、最後までトコトン話しを聞いてやる。
・常に「オレはお前を愛している!」と言い続ける。
たったこれだけです。
まず当分の間は、それ以外に何もやっていません。
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例えば、幼少期の子どもがワンワン泣いている姿を想像してください。
みなさんならどうやって対処しますか?
おそらく、抱っこをしてあやしたり、心を読んでオムツを替えてあげたり、ご飯を食べさせてあげたりと、色々と子どものためにやるじゃないですか。
それと同じことをやったのです。
さすがに身体が大きくなると抱っこはできませんし、オムツを替える必要もありません。
ですから、背中をさすって落ち着かせたり、じっと話しを聞いてあげるのです。
そうすることで、落ち着き、「ドーパミン」が出るようになりますから、だんだんと脳神経細胞が繋がりだし、自分の力で「感情」をコントロールできるようになってきます。
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ポイントは、落ち着かせて「ドーパミン」が出るようにすること!
くれぐれも…
①「何をやっているんだ!」と叱ってはいけません。
②「他人の気持ちが分からないのか?」と諭すのも良くありません。
③「次やったら停学だ(もう学校に来なくてよいよ)」と脅してはいけません。
④ 親を呼び出して、勧告してはいけません。
それは、これらは子どもに「不安」「怒り」「心配」「憎しみ」などの感情を生み出させてしまうからです。
それでは脳の発達はますます遅れてしまいます。
また、そこに「愛」はありません。
幼少期に周りの大人からたくさん受ける「愛」。
その「愛」を与えてあげなければ、その子は一生変わらないのです。
しかし、そうは分かっていても、なかなか難しいものですね。
《続く…》
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