指導者

スポーツ指導のセオリーとは??④

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さて前回は、スポーツ上達に「感情」が関わってくること、そして「感情」が良いときこそ実力が最大限に発揮されるとお伝えをしました。

今回はその「感情」について、少し掘り下げてお伝えをします。

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ホルモンの働きと感情

人間の脳には140億個の神経細胞と、神経細胞間をつなぐ500兆個のシナプスがあります。
そして、この細胞と細胞間の情報伝達をする物質がホルモンなのです。

またホルモンは心に感情を起こさせる物質でもあり、その代表的なものは「知の脳」のA10神経などで使われているドーパミンホルモンや、「活動・行動の脳」のA6神経などで使われているノルアドレナリンホルモン、そして全身に活力を与える副腎髄質から血中に分泌されるアドレナリンなどがあります。

これらドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンには、感情を生起させる働きがあり、どれが多く分泌されるかで作用の性質が決定されるのです。

感情とは、全身から得られた感覚の情報を速やかに処理し、状況に即座に対応させる脳のシステムなのです。

感情や情動(喜怒哀楽)は、すぐに態度や行動、表情に表れます。
喜び、楽しみは笑顔を作り、怒りや驚きは顔面を蒼白にし、不安は体を硬くさせます。

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大脳の正しいプログラムはこの脳のシステムを合理的にコントロールして、いつも冷静で落ち着きのある生理的状態を保持しますが、誤ったプログラムはすぐに感情に流される不安定な生理的状態を作ってしまうのです。

スポーツにおいて感情のコントロールが不可欠なのは、このような理由によります。

もしみなさんがプレーに対して否定的な考え方や消極的な考えを持っていると、ホルモンバランスを崩してしまいます。

また試合にプレッシャーを感じたり、ミスジャッジに怒りを感じたり、ミスに対して不安感情を持っても、生理的状態は悪くなります。

このように感じるのは、大脳に誤ったプログラムが記憶されているからなのです。

安定した生理状態(ホルモンバランス)を保ちながらプレイするには、大脳に正しいプログラミングをすることです。

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では、マイナスのプログラムとは詳しく言うとどういうものなのでしょうか?

●マイナスのプログラミング

では多くの人に内在しているマイナスのプログラムを列記してみましょう。

1 怒りの感情

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ミスが多い自分に対して腹をたてる。
対戦相手や審判のミスジャッジに対して腹をたてる。
チームメイトがミスしたり自分の思い通りに動かなかったことに腹をたてるなど。

よくアスリートが闘争心をむき出しにして戦っている姿を見かけますが、この闘争心と腹をたてるということは、意味が違います。

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2 不安の感情

これから始まる試合にプレッシャーを感じる。
勝敗を気にする。
相手が強そうに見える。
うまくいかなかったらどうしようと思ってしまう。
失敗したらどうしようと監督の顔がちらつく。

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3 技術支配意識

自分がうまくプレイできないのは技術が下手だからと思っている。
コントロールが悪いのはフォームに問題があると思っている。
試合中に、いつも体の動きや体幹、フォームを気にしている。
指導者や先輩に言われた通りにしないといけないと思っている。

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4 無知

どのようにしたら上達するかを知らない。
自分の個性にあった伸ばし方を知らない。
無知な指導者から誤ったプログラムを刷り込まれていることを知らない。
多くの指導者がその道に精通しているわけではないことを知らない。
自分の感覚が一番正しいことを知らない。

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さて何が正しいのかが理解してきましたか?
どのようにすれば上手くプレイできるようになるのかがわかってきましたか?

大脳の正しいプログラミングとは、前述したように無意識運動ができる生理的条件を整えることです。

体内の生理的条件が見たされ、集中状態に入れば、小脳は自動的に体の動きをコントロールし、技術も自然に上達します。

さらに、未体験の全く新しい局面にも自動的に対応するように何ってくるのです。

しかし現在の多くの(ほとんどの)指導は、上記したマイナスのプログラムが進行するようになされています。

ですから、正しくプラスの(成功する)プログラムに書き換えることさえすれば、結果を出すのは非常にたやすいのです。

次回は、成功のための生理的条件についてお伝えします。

ー 続く ー

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