こんにちは!
インターハイ予選がおおよそ終わり、ここから中学生の総体予選、また高校野球が本格的に始まるシーズンになりました!
大会直前というのは特に、家庭での支援というのはパフォーマンスに影響することが少なからずあります。
…ということで前回の続き。
スポーツをしている保護者(親)から寄せられた、よくあるご相談Q &A〜!!
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③ ミスをしないように慎重にプレーをしすぎていて、逆にミスをしてしまう
これは脳の状態(コンディション)からいうと、アドレナリンやノルアドレナリンが多く分泌されている状態です。
主に「失敗したらどうしよう…」とか「ちゃんとプレーしなキャ」など、不安感や心配、またイライラなどマイナスの感情からくる脳内ホルモンです。
このとき身体は、効率的に機能せず、ベストパフォーマンスが出せない状態になります。
ですから「逆にミスをしてしまう」んですね。
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ではどうすれば良いか?というと、
失敗しても、上手く行かなくても、試合に負けても、試合に出なくても
「どんな時でも私(親)はあなたのことを応援しているわよ!」
ということを、しっかりと伝えてあげることです。
これはあるあるなのですが、ミスや失敗が多いチーム(選手)ほど
実際の試合会場で仮にミスが出たり失点してしまった時に、保護者席から「あ〜〜〜…」などというため息が聞こえるのです。
しかし選手がベストパフォーマンスを出せるチーム(選手)ほど、保護者席からは、例えミスしようが「頑張れ〜〜!」「ナイストライ〜!」など、励ます声が大きくなるのです。
どんな時でも「ナイストライ!」
そういう声かけをしてあげるのがベストです。
決して「ミスを恐れずに向かっていくのよ!」などと、「ミスを意識させる」ような雰囲気を出してはいけません。
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④ 他の選手より、声が出ていない
親として、我が子がプレー中に全然声が出ていなければ、ちょっと残念な気持ちになりがちです。
ただ人間の特性上、だからといって「声をもっと出しなさい」と強引に声を出させようとしても、まぁ出ることはないですよね。
先日、あるソフトボールチームにお邪魔した時
監督から「もっと声を出せ」「声が小さい」と指導が入っていました。
私が監督に「任せてください、大きな声を出させてみせます」
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と言って、鬼ごっこゲームをしたんですね。
そうするとどうでしょう…
こんな声、どこから出してるんだ?というぐらい、それはそれは大きな声で走り回っているではありませんか!
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これには監督が一番驚いていたのですが…
何が言いたいのかというと、人間は「楽しい時」「面白い時」「テンションが上がっている時」に大きな声が出るのです。
例えば、普段大人しい子でも、大好きなアーティストのライブに行ったら絶叫してる…なんてことありますよね。
それと同じことです。
ですから「他の子より声が小さい」というのは、プレーや練習が「楽しくない」「面白くない」「テンションが上がらない」という心の状態を、表面的に知らせてくれているのです。
では親としてどうすれば良いか?というと…
まずは「その心の状態を理解してあげる」ことです。
その上で、色々と悩みがあるのなら聴いてあげるとか、励ましてあげるとか、何か楽しくなる仕掛けをするとか、ハッパをかけるとか、あとはその子その子に応じた対応をしてあげます。
(まぁこれは指導者の役割が非常に大きいですから、指導者に相談してみるのも良いかもしれません)
ですから「もっと大きな声を出して欲しい」という親の願いは、実は「もっとプレーを楽しんで欲しい」ということなのです。
何事も表面だけで捉えずに、その「真意」を理解し、潜在的に問題を解決していくことが重要です。
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以上、今回も2つ!前回と合わせて4つほど、よくあるご相談にお答えいたしました。
また機会があれば、他にも色々ご紹介したいと思います。
前回もお伝えしましたが、これはスポーツだけではなく、勉強(受験)や発表会など、すべてに共通することです。
親の力は絶大!(良くも悪くも)
子ども(選手)のパフォーマンスがさらに向上することを願って!!
明るく元気に楽しく笑顔で!!
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