指導者

【スポーツ指導】できる選手・できない選手の育て方②

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こんにちは!

先日、以前指導していた岡山県の創志学園高校野球部へメンタル講義に行ってきました。

約2年ぶりの指導でしたが、嬉しいことに私が来るという情報を聞きつけ、
2名の教え子がわざわざ会いにきてくれました!(写真)

ひとりは、創志学園高校野球部OBで甲子園に出場した選手。
まだ22歳ながら自分で会社をおこし、現在は広島で自動車関係の会社を経営しているそう。

もうひとりは、柔道で高校の時に日本一!大学に入って世界一になった選手。
現在は大学4回生で、就職も1発で決まり、春からは社会人です。

2人とも「できる選手」に育った結果、卒業後も順調に自分の道を切り拓いているようです。

さて今回はこの2人のような「できる選手」に育つには?前回の続きです。

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◆できる選手に育つには?

「できる選手」と「できない選手」をよく観察していると、よく分かる点があります。

「できない」選手は、できない選手の「振る舞い」をしているのです。

・うつむきがちだったり
・目がキョロキョロしていたり
・ソワソワしていたり
・やる気がなさそうな態度をとっていたり
・始まる前に言い訳を言っていたり

言い換えると「戦う前から負けている」のです。

ですから「できる選手」になるコツはとても簡単です。

できる選手の「振る舞い」をすれば良いのです。

例えば、落ち着いた振る舞いをするなど「できる選手」がまとう雰囲気をそっくりそのまま振る舞えば良いのです。

目標にする「できる選手」のモノマネをするのも良いでしょう。

できる選手の振る舞い(行動)をすれば、自動的に「できる選手」になれるようになるのが、我々人間なのです。

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◆できる選手を生み出す指導者の役割

かと言って、「できる選手の振る舞いをしなさい」や「できる選手のモノマネをしなさい」と言っても、簡単にはできる選手になれないのが悲しいところです。

そこで指導者の役割というのは、選手が自然にその振る舞いができるような「雰囲気」を作ってあげることです。

先日指導したソフトボールチームは、常に「失敗したら怒鳴られ」「三振したら交代させられる」という、選手が「できない」に心が向けられていて受け身になってしまう「雰囲気」が作られていました。

そこで監督に、選手がどんなミスをしても、チャレンジしたことに対して「ナイストライ!」という言葉をかけ続けましょう!とお願いし、また保護者にも協力してもらうことにしました。

そうすると、試合で空振り三振した選手に対して、指導者や保護者が「ナイストライ!!」と言ってくれるようになり、その選手は「すみません…」と言うのかと思えば「次は絶対に打ちます!」と力強く言って、終わってから何回も素振りをして練習を繰り返すようになったのです。

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指導者や保護者の刺激、雰囲気作りによって、この選手は「できる選手」の振る舞いが勝手にできるようになったのです。

また「できない選手」は「内向的」な集中をしています。

つまり「できない選手」の振る舞いをしているのです。

ですから「外向的」な集中(対象となる一点に集中する)ことで「できる選手」の振る舞いをすることができ、誰しもがアッと驚くほどの力を発揮することができます。

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◆できる選手が、もっとできる選手になるには?

では「できる選手」になった後、「もっとできる選手」になるにはどうすれば良いかと言うと…

「もっとできる選手」の振る舞いを覚えさせることです。

「もっとできる選手」になるには、さらに精度をあげることが必要です。

そのためには、もっとレベルの高いこと・より細かいことをやらせていくことが大切です。

例えば、大学生や社会人などの上級生と試合をさせたり合同練習をさせたり、トップアスリートと交流するなどと言う具合です。

また一流選手sかやらないような、球場を貸し切って個別練習をするなど「特別」な雰囲気を味合わせるなどです。

だんだんと階段を上がっていくように、ステップアップすることで、「もっとできる選手」から「さらにもっとできる選手」に振る舞いの質を上げていくこと、これが選手を進化させる道理なのです。

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◆できる指導者になるには?

これまでに分かるように、選手たちを伸ばすも伸ばさないのも、すべて指導者次第です。

自然に「できる選手」の振る舞いをさせてあげられるように導いてあげれば、必ず選手を伸ばすことができます。

では最後に…

「できる指導者」になるためのコツを2つお伝えします。

・誰よりもその競技が大好きになること!
・誰よりも選手が大好きになること!

これは私がこれまで出会ってきた「できる指導者」から学んだことです。

24時間、その競技のこと、選手のことを考えている…好きで好きでたまらない!

これが「できる指導者」の振る舞いなのです。

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