こんにちは!
先日、あるお母さんからのご相談。
「うちの子(中学生)は、一つのことをやったらそれ以外が見えない…。もっと効率よくパッパッとこなせば良いのもの、不器用なのでしょうね。ただ、これでは社会に出たときに上手くやっていけません。どうすれば良いでしょうか?」
一つのことしかできない…これを「直列思考」と言います。
そして、効率が良くパッパッとこなせる…これを「並列思考」と言います。
一般的には「並列思考」の方が、出来る人…と言われていますね。
しかし「直列思考」はそれはそれで、何かに没頭できるという「才能がアリ」なので、ダメというわけではありません。
ただ上記のように、子どもを「並列思考」に育てたい!という場合、どうすれば良いのでしょうか??
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私の友人であるAくんのお話。
Aくんが幼い頃のエピソードを、ご両親から聞いたことがあります。
ウルトラマンが大好きだったAくんは、よくウルトラマンごっこをして遊んでいたそうです。
「〇〇ごっこ」とは、それになりきって演じることですね。
ある日、自宅で友人と喧嘩になって、Aくんは一方的にやられていたとき…
「Aくん!お前はウルトラマンなんだろ!」
とお父さんからの一声に
「シャキーーン!!」
とすぐに立ち上がり、急に強くなったそうです。
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さてAくんは、見事に「切り替え」に成功しましたね。
これが「並列思考」の第一歩なのです。
これはどういうことかというと、Aくん自身の「概念(マインド)」が変わっただけに他なりません。
もしAくんが、弱い自分(やられている自分)という「概念(マインド)」のまま切り換わらなければ、すぐに立ち上がることなどできませんからね。
そこで「自分はウルトラマン!」という「概念(マインド)」を持っていたからこそ、Aくんは切り替えることができたのです。
…ということは、切り替えるだけの多くの「概念(マインド)」を持っているか?が「並列思考」に育つかどうかのポイントだということが分かります。
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「概念(マインド)」とは、アプリだと考えてください。
脳というハードディスクに、たくさんアプリがインストールされているほど、多くの「概念(マインド)」を持っているということになります。
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例えば、初期の携帯電話は「通話」というアプリしかありません。
しかし最近の携帯電話(スマホ)は、多くのアプリが入っています。
どちらの方が「並列思考」が出来るでしょうか?
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ではどうすれば脳に、多くのアプリ(概念)をインストールできるのかをお伝えします。
その一つが…
「ウルトラマンごっこ」のような、「〇〇ごっこ遊び」です。
〇〇に成りきることで、人は脳に新しい「概念(マインド)」をインストールすることができます。
ですから幼少期にはよく、おままごと・けいどろ(どろけい?)など、様々な「ごっこ遊び」を繰り返します。
これによって、様々な「概念(マインド)」を形成し、多角的(多面的)に物事を捉えることができるようになるのです。
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私の住んでいる近くに「キッザニア」という、子どもが様々な職業を体験できる場所があるのですが、これもあくまで「ごっこ遊び」ですから、新しい「概念(マインド)」をインストールするにはもってこいですね。
学校では普通、〇〇係・〇〇委員など、役割を与えられます。
家庭でも、お皿洗い担当・風呂掃除担当など、お手伝いという形で子どもに役割を与えます。
実はこれらも、子どもの「概念(マインド)」形成に役立ちます。
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「並列思考」の子育てポイントは…
子どもの頃に「役割を与えられたり」「ごっこ遊び」を多く経験することです。
多くのアプリをインストールすることができれば、成長するにつれてID(アイデンティティ)の使い分けができるようになります。
あとは、そのアプリがフリーズしないように(頭がフリーズしないように)、定期的なメンテナンス(脳のデフラグなど)が必要ではありますが…
明るく元気に楽しく笑顔で!!
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