こんにちは!
GW明けから講演や研修をスタートさせましたが、昨日はオンラインでの研修。
まだまだ慣れないところもありますが、時代に合わせて使えるものは使う!という意気込みでやっております♫
さて今日は「心理学」のお話し。
心理学は、私が高校から大学までみっちり専門的に学んだ学問です。
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しかし心理学には弱点があり…
1つは、あくまで傾向を分析するなど、統計学的なものであること。
要するに、「絶対」じゃないんです。
だから当てはまる人もいれば、当てはまらない人もいる…ここに心理学の限界を感じました。
2つ目は、時間がかかること!
これは心理カウンセリングやコーチングの基本ですが、「待つ」が原則です。
ですから、相手が気付いたり、相手が意思を出さなければ、時間がとてもかかってしまいます。
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そういうことを踏まえて、心理学的にふと、私が頭に浮かんだこと。
人は他人に注意(指摘)したり、他人の行動や思考を改めさせようとすることがあります。
しかしそれは、本当は「自分自身が直したいこと」がほとんどなのです。
例えば、「もっと努力をしろ」「我慢することも大切だ!」と他人に説教したとしましょう。
その場合、実は言った本人が「自分自身が努力できていない」ことを気にしている…ということです。
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「気合いが足りない!」と言っている人は、実は「自分の気合いが足りない」ことを気にしているし、
「忘れ物をするな!」と言っている人は、実は「自分が忘れ物が多い」のです。
私が学習塾や高校教員時代、職員(教員)研修を担当していた時、こんな先生がいました。
「姿勢を正せ!」と言っている先生が、ポケットに手を突っ込んでいたり(姿勢が悪い)
「なんで宿題を忘れるんだ!」と言っている先生が、教員研修のレポートを忘れたり…
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人は「自分が気にしていること(実は直したいところ)」に関する情報を、無意識に集めます。
ですから「気にしている」ので、他人の同じところが気になるのです。
それがわかれば、もし他人の行動や言動で気になるところがあれば、自分の身に置き換えてみれば、より成長することができますね。
もし注意(指摘)するのであれば、「自戒の念」を込めることです。
ズバリ「他人のふり見て我が振り直せ!」です。
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なぜこんなことをお伝えしたかと言うと…
さて最近のコロナ禍で、「もっと笑って行こうよ!」「元気を出して行こうよ!」などと発信している人が多いのですが、
結局のところ、その人自身が「笑っていない」「元気がない」のです。
本当にいつも笑ってて、元気な人は、そんなことをあえて発信せずに、「笑って」「元気な」写真でもバーンと投稿しているものです。
「こんな楽しいことがありました〜!」みたいな。
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太陽はただ輝いているだけで、「輝け!」とは言いませんね。
ですから「笑おう」「元気を出そう!」と他人に発信するのではなく、自分自身が「笑って」「元気で」いることです。
そうすれば、勝手に周りはそのエネルギーに影響されて、勝手に「笑って」「元気に」なることができます。
じゃあ、
・マスクをしろ!
・他県から来るな!
・コロナに負けるな!
などと他人に指摘や注意をする方々は、どういう人たちか…??
あくまでこれは「心理学」のお話しですので。
明るく元気に楽しく笑顔で!!
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