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【集中力概論】集中「4つの機能」について③

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こんにちは!

さて集中「4つの機能」について、第3弾。

第1弾ではまず、集中とは全体をバクッと見る「全体集中」
そしてそこから1つにフォーカスする「一点集中」があること。

第2弾では、それを発信する側に使う「能動的集中」
そして受信する側に使う「受動的集中」に分けられることをお伝えしました。

そして今回は、これらの「集中」の相関関係をまとめてみます。

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A 全体集中
B 一点集中

あ 能動的集中
い 受動的集中

とすれば…

① Aあ 能動的な全体集中
② Bあ 能動的な一点集中

③ Aい 受動的な全体集中
④ Bい 受動的な一点集中

の「4つの機能」に分けられるわけです。

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例えば日常生活でいうと…

①は、トイレを探そうと街全体を見渡している感じ
②は、トイレを探していて「トイレ」の看板を発見した感じ

③は、授業中にボーッと全体を見ている感じ
④は、授業中に先生の話を食い入るように聞いている感じ

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ビジネスの場面でいうと…

①は、営業で成約を取ろうと、顧客リストをバーっと見ている感じ
②は、営業で成約を取るために、1社にターゲットを絞って攻めている感じ

③は、上司に言われて営業に回っている感じ
④は、上司に言われたことだけをやっている感じ

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スポーツの場面でいうと…

①は、試合の戦況を冷静に分析している感じ
②は、ボールだけに集中!という感じ

③は、会場の声をバクッと聞いている感じ
④は、監督の指示だけにジッと耳を傾けている感じ

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さて色々具体例を出してみましたが、これらはすべて「集中」です。

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では皆さんは、これらをきちんと使い分けていますか??
うまくいかない時は、このどれかが欠けていたり、弱くなっています。

スポーツが一番わかりやすいかもしれませんが、

①試合の戦況判断がうまくても、
②いざボールに集中しなければ良いプレーはできません。

④監督の指示だけしっかり聞いていても、
②練習しなければ上手くはなりません。

③周りの人の意見ばかり聞いていても
①②自分から動かなければ成果は上がりません。

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このように、どれが良いとかではなく、その「4つの機能」を使い分けられるか?が重要なのです。

もし指導者や親であれば、その「4つの機能」が使い分けられるようにしなければなりません。

例えば野球でいうと、
ベンチの中では ③戦況や戦術を伝えますが、バッターボックスに立てば、②ボールに集中させてやらなければなりません。

選手がバッターボックスに立っているのに
「高めは手を出すなよ!」
「思いっきり振れよ!」

などと選手に「受動的な一点集中」をさせてはいけないのです。

プレー中の指導者の役割は③です。

このように指導者や親は、TPOに応じた「4つの機能」の使い分けをしっかりやらなければ、良い選手は育ちませんね。

ぜひ一度「4つの機能」の使い分けができているか?振り返ってはいかがでしょうか?

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