こんにちは!
さて前回の続き。
段取りをよくするための具体的なプロセスについてお伝えします。
人間の本質的能力のプロセスは
① 集中
② 直感
③ 想念
④ 創造
です。
この段階を経て、誰でもその能力をいかんなく発揮することができます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①集中とはこれまでもお伝えしているように、「今するべきこと」に「心」を向けることです。
そうすることで、②直感(ひらめき)が冴えてくるようになります。
すると次に、もっとこうした方が良いのではないか?と③想念(イマジネーション)が湧いてきます。
そしてそのイマジネーションが形となり、④創造することができる…ということです。
少し難しいので、野球のバッティングを例に挙げると…
① しっかりとボールに集中すると、② 次はストレートだ!という直感が湧いたり、打ちたい球を無意識に打つことができます。
そうすると③もっと遠くへ飛ばしたい、もっと速い球に対応していこう、もっとインコースの球を打てるようになりたい…などとイマジネーションが湧いてきます。
そしてそれを具体的に練習メニューに入れ込んで行動することや、指導者に聞いてみて解決していくなど、新たなものを創造することができるのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
勉強でいうと、① 目の前にある問題に集中すると、②解き方が見えてきます。
そうすると③このパターンの問題がテストに出たら心配だな、この単元をもっと強化しないといけないな、などとイマジネーションが湧いてきます。
そしてそれを④実際に行動に移します。
人は何事でもこのようなプロセスで、能力を伸ばしていこうとするのです。
しかし仮に、野球のバッターが①ボールに集中せずに、「失敗したらどうしよう」「監督の怒られるかもしれない」「嫌だなぁ」などと別のところへ「心」が向いていたらどうでしょうか??
その人は、本質的能力のプロセスの中で一番はじめである「集中」でつまづいてしまい、残念ながら能力を伸ばすことができなくなります。
また勉強で、①「目の前にある問題」に集中せずに、「勉強しろと言われたからやっているだけ」「面倒くさいなぁ」などと別のところへ「心」が向いていればどうでしょうか?
スポンサーリンク
これもはじめの段階でつまづいてしまい、能力を伸ばすことができなくなります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「段取り」が良いとは、この「集中」「直感」「想念」「創造」の本質的能力プロセスをきちんと踏むことによって習得できるものです。
ですから普通は、経験を踏めば誰でも「段取り」が良くなるはずなのです。
しかし長年経験していても「段取り」がよくならない…というのは、そもそもの「集中」でつまづいている可能性が非常に高い!ということが言えます。
ですから「集中」することからやり直すことで、あとは勝手にこの本質的能力のプロセスを歩みだしますから、「段取り」が良くなります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「集中」することから指導する…とは、具体的には2つです。
① 「集中」できない要素を取り払うこと
例えば、過度なプレッシャー、不安感、悩み事など、そこへ「集中」できない「何か」があるから、「集中」できないのです。
仕事であれば、「これだけ働いているのに給料が低い」「上司がムカつく!」など、こういう理由もあるかもしれません。
② 「集中力トレーニング」を実践すること
これはこれまでも紹介したように、様々なトレーニングがありますから、それによって「集中力」を養うことです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
繰り返しになりますが、本質的能力にはプロセスがあります。
段取りが悪い人に、これはもっとこうしなさい!なんでできないんだ!などといくら注意をしても解決はされません。
それは第1段階である「集中」ができていないのに、いくら「想念」や「創造」を要求しても無駄だからです。
「段取り」をよくするためには、まずは「集中」なのです。
明るく元気に楽しく笑顔で!!
スポンサーリンク