指導者

【良い人間関係を築くには?】私が不登校の子を復活させたわけ!

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こんにちは!
大阪での講演が終わって帰ってきました。

さて終わってからある方からのご質問。
「先生は高校教員時代に、不登校の生徒や素行の悪い生徒を、どうやって復活させてきたのですか?」

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ポイントは「気を合わせる」ことです。

何をしたか?何を伝えたか?どんなテクニックを使ったか??
正直、そんなこと、どうでも良いのです。

ポイントを押さえれば、何をしようが、何を伝えようが、上手くいきます。
一体どういうことでしょうか??

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例えば、いくら素晴らしい声掛けをしても、いくら良いことを伝えても、
そもそも「生理的に合わない」人には、一切聞く耳を持ちませんね。

逆にいうと、言ってることがめちゃくちゃでも、「ウマが合う」「気が合う」人には心を開き、
どんなことでも耳を傾けようとします。

まずそのベースがないのに、いくら伝えても、色んな手立てをしても、意味がないということなのです。

ですからまずは「気を合わせる」ことから始めるのです。

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私が高校教員時代に担当したクラス。

・素行が悪く1分も椅子に座れない子
・すぐに立ち歩くなど多動症の子
・ずっとうつむいたままで怯えている子
・一切言うことを聞かない反抗的な子

など、色んな子がいました。

他の先生は、何とか言うことを聞かせようと、大きな声で怒鳴り散らしています。

しかし大事なことは、「思考的」に言うことを聞かせようとすることではありません。

「気を合わせること」です。

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「気を合わせる」とは、言い換えると「生理的に」「感覚的に」合わせることです。

ですから、言うことを聞かせようと怒鳴り散らしてしまうと(威圧してしまうと)、
相手(子ども)は「生理的に」「感覚的に」合わないと判断するようになり、以後一切聞く耳を持たなくなります。

私が大事にしたのは、「一人ひとりと気を合わせること」でした。

とにかく「個人攻撃」に徹したのです。
違う言い方をすると、「一人ひとりの信頼関係をしっかり構築する」ことに徹したのです。

全体に働きかけるのは、それができてから!

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「生理的に合う」「感覚的に合う」と言うのは、非常に本質的なものです。
例えば、味の好みが合う、好きな歌手が同じ、趣味が同じ…などです。

初めて会った人と話しをしているうちに、出身地が同じであることがわかりました。
その瞬間に、何か繋がっているような「感覚」になりますね。

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たまたま先日行ったコンサートに、相手も行っていたと知ったら、嬉しくなりますね。

そう言うことです。

ですから、そういうことを一人ひとりと「合わせる」のです。
しかも意図的に!

(これは出来る営業マンが使っているテクニックですね)

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そのためには、包み隠さない本当の自分を出さなければなりません。

いくらウソをついて「思考的に」合わせようとしても、相手はそれを見抜きます。
ですから「本当の」「素直な」気持ちで「合わせる」のです。

「生理的に」「感覚的に」合うことができれば、正直もうこっちのものです。

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しかし、これにはかなり時間がかかりますね。

ですから私は、優先順位をつけていました。
クラスの中で「核になる」子から順番に、「気を合わせる」ようにしていました。

「核になる子」とは、クラス全体に影響力を持っている子です。
その子の発言によって空気が変わったり、みんなの中心になって動くような子です。

そこを押さえれば、あとは順番に一人ひとり時間をかけて「気を合わせて」いきます。

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この話をするとよくこう言われます。

「かなり労力が必要ですね…」

しかし私は思うのです。
はじめに「気を合わせる」ことを疎かにすると、後々もっと労力がかかる!!

ですから、とにかくまずは一人ひとりと「気を合わせる」ことに徹します。

そうすることで、言うことを素直に聞いてくれるようになり、その結果、勝手に成績は上がり、クラスもまとまり、全てが上手く行くのです。

もし「生理的に合わない」と言われれば、何をやっても上手く行くことはありません。

こちらも相手も、ストレスがたまり、苦痛でしかないのです。

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「思考的に」言うことを聞かせようとしたり、「思考的に」合わせるのではなく、一番大事なのは「生理」「感覚」です。

そのベースを整えることで、信頼関係が築け、現在問題になっているような様々な人間関係トラブルも、解決することができるのです。

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