こんにちは!
前回ご紹介した「ベルトの巻き方」。
今回はその他の実践例をご紹介します。
ただ前回もお伝えしましたが、私は腰痛・肩こりの専門家ではありませんので、ご了承ください。
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先日、ある高校へ指導に行ったときのこと。
どうやら、ある選手が「肩こり」に悩まされている様子。
私「靴下を脱いで、素足でかかとをつけて立ってくれる?」
選「はい、立ちました」
私「少しだけつま先を広げて」
選「こんな感じでしょうか」
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私「足の裏のどこに体重がかかっているか感じてみよう!」
選「・・・・・」
私「かかとの辺に体重が乗っているか、つま先の辺に体重が乗っているか、拇指球の辺に体重が乗っているか、どうかな?」
選「かかとの辺りに体重が乗っています」
私「だよね!じゃあ、重心が前に来るように、グッグッと前傾姿勢になって、拇指球辺りに体重をかけてみよう!」
選「グッグッ…」
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私「OK!ではもう一度かかとをつけて立ってみて、足の裏のどこに体重がかかっているか感じてみよう!」
選「・・・・・拇指球あたりです!」
私「OK!今、肩どう??」
選「楽です!」
私「よし、じゃあこれから毎朝、この重心チェックをやってから、学校へ行ってね!」
その数週間後、肩こりが完全になくなりました!と嬉しい連絡がありました。
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これはどういうことかというと、まず「肩こり」に悩まされるということは、何かしらの原因で、肩に負担がかかっているということです。
それはストレスや疲労などが原因かもしれませんし、色々あります。
彼の場合は、ストレスがあるわけでもなく、ただ「体のバランス」が悪かったのです。
特に、見るからに「猫背」だったので、この「体のバランス」を整えれば「肩こり」は改善されると考えたのです。
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「かかとに重心」があるということは、体全体からすれば、後ろに重心がいっていることになります。
しかし後ろに重心があれば、本来そのまま後ろに倒れてしまいますよね。
それを防ぐためには、上半身を前かがみにして、後ろに倒れないように全体のバランスを取らなければなりません。
よって、結果的に彼は上半身を前かがみにし、「猫背」になっていたのです。
…ということは、実際にやってもらうと分かりやすのですが、かなり肩に負担がくるのです。
結果、肩こりに悩まされるという事態になったわけです。
ですから、かかと重心であるのを、本来正しい拇指球重心にすることで、無意識に胸を張ったような姿勢に変わり、肩への負担が軽減されることになります。
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ちなみに彼の場合は肩に負担がきて「肩こり」になりましたが、これで腰に負担が生じて「腰痛」になる人もいます。
かかと重心で下半身は後ろ重心、猫背で上半身は前重心、そうすると、その真ん中の腰辺りに歪みができてくることがわかると思います。
その結果、そこへ負担が生じて腰痛になる場合もあるのです。
なんにせよ、やっぱり体全体のバランスって大事ですよね~!
その全体を見ずに、局所的に改善しようとしても、根本的改善とは言えませんね!
世界である国だけが平和で繁栄していても、別のある国は戦争をしていたり、飢餓で苦しんでいたり…地球全体のバランスを見なければ、真の平和とは言えませんよね!
次回はまた、他の事例もご紹介したいと思います。
ー 続く ー
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