こんにちは!
今日は東京へ講演、先ほど無事帰ってきました。
さて「プラス思考」になる方法、続きです。
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STEP③ 意識的なイメージング
さてここからは「ドリームテープ」のように、常に自分を「プラス」にしてくれるとっておきの秘密兵器のようなものに頼らず、自分自身で「プラス」を強化していく段階になります。
ここまでくれば、ある程度は自分の中が「プラス」に支配されてきたでしょうか。
しかしそれでもまだ無意識に出てくる「マイナス」を、意識的なイメージングによって消し去るということしていく必要があるのです。
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方法(1)Yes-But法
ふとした瞬間に頭によぎる「マイナス」を『But』で「プラス」に書き換える方法です。
例えば「しんどいなぁ」と頭の中に出てきたとします。
「『But(しかし)』ここで頑張ったら自分も成長するかもしれない…」という具合に意識的にプラスへ変換するのです。
「こんなの無理だよ…」と「マイナス」が出てきたら、「『But(しかし)』やってみないと分からないな」と「プラス」へ。
「明日は雨で嫌だなぁ…」と「マイナス」が出てきたら、「『But(しかし)』植物にとっては恵みの雨か…」というように「プラスに変換」するのです。
別に『But(しかし)』の後は何でもOKです。
「マイナス」の反対は「プラス」に決まっていますから、「マイナス」がよぎったときに『But(しかし)』を使えば、次に来るのは必ず「プラス」です。
これを繰り返していけば、自ずと「マイナス」が出てくる回数が減ってきます。
100回「マイナス」が出てくれば、101回の「プラス」でそれを消してしまえば、最終的には「プラス」が勝つことになります。
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方法(2)コンバート法
Yes-But法によってほとんどの場合「プラス」に変換できるのですが、そもそも「マイナス」のイメージが強すぎて、どうしても「プラス」に変換できない場合もあります。
例えば、ゴキブリが出た場合、ゴキブリに対して極端な「マイナス」イメージを持っているとどうでしょうか。
いくら『But(しかし)』で打ち消そうとしても、なかなか「マイナス」のイメージが邪魔をして、どうしても「プラス」にすることが難しいのではないでしょうか。
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話は変わりますが「梅干し」と聞くと口の中はどうなりますか?
酸っぱいイメージがあるので唾液がじわーっと出てくると思います。
では「梅干しじゃない」と思ってください。
それでも酸っぱいというイメージは消えませんよね。
インターネットの検索エンジンでも同じです。
「梅干しじゃない」というワードで検索しても、きっと「梅干し」に関する情報がたくさん出てくるはずです。
「梅干し」や「ゴキブリ」などの名詞、他にも動詞などには必ずイメージが伴います。
ところがそれを否定する言葉そのものにはイメージはありません。
ですから「嫌い・ダメ・~ない」と否定しても、そのイメージは湧き続けます。
「否定」しても「マイナス」は「プラス」に変換できないのですね。
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では「梅干し」をイメージした後に「チョコレート」とイメージしてみましょう。
梅干しのすっぱいイメージは消えてしまいます。
このように、全く別のイメージの湧くものに変換してしまうことで今の「マイナス」なイメージは「プラス」にすることが出来るのです。
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以前私の教え子に、「どうしてもある人が嫌いで生理的に受け付けないのですが、どうすればよいでしょうか?」と相談に来た子がいます。
話を聞くと、どうやらチクチク嫌味を言われるのが積み重なって、嫌気がさしていたようです。
そこで、その人が「シュレック」に似ているということを聞いたので、その相手のことを「シュレック」だと思いなさいとアドバイスをしました。
すると1週間後、その子は「シュレックと思ったら可愛らしく見えてきて、普通に話が出来るようになりました」と言うようになりました。
その子はもともとディズニーが大好きだったので、「シュレック」に対して非常に強く良いイメージを抱いていたのです。
このように、強い「マイナス」のイメージを持っている場合は、それを否定することではなく、全く別の良いイメージの湧くものに変換することで「プラス」にすることができるのです。
さて、STEP③までやってきました。次が最終段階です。
ー 続く ー
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